アテネ五輪の開幕を飾る女子サッカーで、スウェーデンに勝った「なでしこジャパン」。主将を務める大部由美選手(29)の境港市の実家には試合開始前の十一日夕、地元の思いを込めた激励金が贈られた。「(初勝利の)パワーになったと思います」。一夜明けて母親の幸さん(54)はあらためて喜びをかみしめた。はるかなるアテネに故郷の熱いエールが届いた。
この日は、大部選手が小学生時代に所属した同市渡スポーツ少年団の渡辺明彦団長と門脇哲也副団長が実家を訪れ、地元住民から寄せられた激励金や中村勝治市長の激励金を両親に託した。
門脇副団長は「明るい性格の由美さんはチームをうまくまとめているだろう。ぜひ決勝トーナメントに残ってほしい」と期待を寄せ、渡辺団長は「後輩の子どもたちは五輪代表が身近にいることが信じられないという感じです」と話した。
父親の晶由さん(58)は「日本代表の主将になり、頂上まで登った。坂道だったと思うが、愚痴ひとつ言わなかった。ここまで来れば、頑張ってとしか言えない」と思いをはせ、幸さんは「由美はアテネ五輪を目標にしていた。(アトランタ五輪以来の)八年越しの思いをこの大会にぶつけるはず」と見守る。
大部選手はアトランタ五輪に続く二度目の五輪出場。渡スポ少で競技を始め、境三中時代はクラブチームの米子コスモスで技を磨いた。Lリーグの日興証券ドリームレディースなどを経て、現在はYKKAP東北。アテネ五輪選手団では唯一の鳥取県関係の選手。
日本代表は十二日(現地時間十一日)の予選リーグ初戦でスウェーデンに1−0で競り勝ち、好スタートを切った。(8/13記事)
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