前職の辞任に伴う境港市長選は二十五日、投票が行われ、即日開票の結果、元市総務部長の中村勝治氏(59)が激戦の末に司法書士の森田英雄氏(59)を約千五百票差で振り切り、初当選を果たした。保守系新人の一騎打ちとなった選挙戦は、今後の単独市存続に向けての人材を選択する様相を呈したが、市民はこれまでの市政継続を選んだ。
投票率は前回選(76・17%)を大きく下回る63・39%。今市長選は前職の黒見哲夫氏(72)が六月五日に健康上の理由で辞任を表明したことを受けて急きょ決まったほか、参院選中は運動を禁じられたため、短期決戦で盛り上がりを欠いたのが要因とみられる。
中村氏は母校の境高校野球部OB会や市建設業協会などの推薦を得たほか、連日二会場で演説会を開くなどして浸透を図った。昨年に単独存続を決定して以来、行財政改革の先頭に立ってきた実績を強調し、森田氏を振り切った。
前回市長選で百五十六票差という接戦を演じた森田氏は、現行の市政を「市から政策が示され、実施される一方的な行政」と批判。民間発想の市政改革を訴えて草の根選挙を展開したが、及ばなかった。
当日の有権者数は二万九千九百七十四人(男性一万四千二百九十七人、女性一万五千六百七十七人)。市長選の投票者数は一万九千人で、有効投票数は一万八千八百十五票。男女別の投票率は男性60・98%、女性65・58%だった。(7/26記事)
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