サッカーの日本女子代表「なでしこジャパン」に15日、境港市渡町出身の大部由美選手(29)=YKKAP東北=が選ばれた。アトランタ五輪に続く2度目の五輪出場。今でこそ注目度は上がったが、女子サッカー苦難の時代を知る第一人者でもある。4月の五輪予選でも主将を務めてチームの精神的支柱として活躍した。吉報に地元でも喜びの輪が広がった。 母親の幸さん(54)=境港市渡町=は午後五時ごろ、大部選手から電話で代表選出の報を聞いた。「本人は冷静に受け止めていた。主将としての役割もあり、喜んでばかりでなく、五輪に向けて気を引き締めているのかもしれません」と話す。
二度目の五輪出場までアトランタ五輪から八年かかった。「五輪出場を目標にし、達成したことはわが子ながらよく頑張った。今までやってきたことを全部ぶつけて、悔いのない五輪にしてほしい」と大舞台に向かう娘にエールを送った。
母校の境港市立第三中学校(同市外江町)の前田勉校長(54)は取材に対し「初めて聞きました。おめでとうございますとしか言葉が浮かばない」と興奮した様子。「十六日の終業式で生徒に先輩の五輪出場を伝え、喜びを分かち合いたい」
全国アマチュアサッカーリーグで活躍するSC鳥取の塚野真樹監督(33)は「大部選手はいろいろ思い切って挑戦していく人。代表でも中心的存在で彼女の力は大きい。女子サッカーは注目度が高いが、そんな中でも主将の役割を果たせるのは彼女だからこそ。もっと応援の機運が高まってほしいですね」と語った。
大部選手は渡小四年の時にスポーツ少年団で競技を始め、境三中時代には女子クラブチームの米子コスモスで技を磨いた。卒業後は千葉県の八千代松蔭高に進学。Lリーグの日興証券ドリームレディースなどを経て、二〇〇〇年からYKKAP東北。(7/16記事)
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