市長選と市議補選の選挙戦に突入した境港市では十八日、夏休みに入って最初の日曜日と重なり、水木しげるロードなどの観光拠点や竹内団地の大型商業施設は大にぎわい。さらに全日本トライアスロン皆生大会もあり、市内の交流人口はこの日、一気に拡大した。この熱いパワーを市の将来にどう生かすかが問われている。
「きょうの昼間の人口は普段の何倍かにも膨らんだでしょう」。境港市観光協会の黒田正己事務局長が声を弾ませた。
同協会によると、水産物販売施設は消費者が最近のマグロフィーバーを好感してにぎわい、水木しげる記念館も普段の日曜日に比べて倍以上の約千七百人が入館。竹内団地に今月六日開店した大型商業施設には大勢の買い物客が訪れ、近くの国道431号に渋滞ができた。
一方、トライアスロンのマラソンコース折り返し点となった同市中海干拓地のエードステーション。ボランティア総責任者の会社員、宇田川正樹さん(40)の発案で、到着した選手一人ひとりの名前を挙げて「頑張って」と大声援を送った。
ボランティア参加した境港第三中学校三年の浜田智美さん(15)は「選手に飲み物を渡して、ありがとうとお礼を言われた。手伝ってよかった」と交流のだいご味を味わった。
炎天下をひた走る選手の横を選挙カーが通った。「選手の皆さん、頑張ってくださーい、もうすぐ折り返し点です」。ウグイス嬢からマイクを通してひときわ大きな激励の声も飛んだ。
市政は行財政改革の課題を抱える一方、地域活性化への期待も強い。五万トン岸壁の完成に続き、江島大橋も今秋、開通する。ある市民は「境港には潜在パワーがある。それをどう引き出し将来につなげるかだ」と言う。(7/19記事)
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