連日のマグロ水揚げで活気づく境港で、七日も三船団が約千五百本(推定)のクロマグロを水揚げした。今年の累計は九千本に達したとみられ、既に昨年を超過。一万本の大台も視野に入った。大物の水揚げで沸いた一九八〇年代の総重量には劣るものの、本数では過去最高を記録した九四年に迫る勢い。久々の「マグロフィーバー」に港町は沸いている。
境港市によると、巻き網漁船による水揚げは今年十一回目。昨年は二十回で計六千八百五十八本(四三四トン)だった。過去最高の九四年は一万四千四十一本。マグロ漁は盆ごろまで続くことから、記録更新の期待が高まっている。重量は八二年の一四〇四トンが最高だが、今年は現在までに約一〇〇〇トンに達したとみられている。
大漁の原因は不明だが、県水産試験場漁場開発科の下山俊一科長によると、今年は海流や空梅雨が作用し、日本海のマグロ産卵場が例年よりも東側で、しかも大きく形成されているという。下山科長は「(例年よりも大きな)産卵場や群れを、各船団が努力して見つけ出している結果ではないか」としている。
この日水揚げしたのは、長崎、石川、静岡県の巻き網漁船団。午前五時から夕方まで作業が続いた。マグロは平均一〇〇キロ台の大ぶりで、関東を中心に出荷された。
境港水産振興協会の米村健治専務は「境港の水産業の安定にはサバやアジなどの安定魚種の漁獲も望まれるが、連日の水揚げは明るい話題」と明るい表情を見せた。(7/8記事)
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