 | 真剣な表情で演技指導 を受ける徳山さん=4 日、境港市の境港工高 |
| 在日朝鮮人として初のプロボクシング世界チャンピオンとなった徳山昌守さん(27)が出演する県の人権啓発ビデオの収録が四、五の両日、境港市竹内町の境港工業高校であり、ボクシングのコーチで在日朝鮮人の「徳村」役にふんした徳山さんが名演技を披露した。
ビデオはシリーズ「風と大地と梨の木と」の第四弾「WE ARE ONE」。これまでにも各種の人権問題をテーマに制作を重ねてきたが、今回は在日外国人の人権をメーンに取り扱った。
主人公は在日韓国人の中学生。国籍について悩む中で、高校でボクシングを指導する徳村の前向きな生き方に触れ、成長していく姿を描いた。「普段から在日外国人の問題を訴えている」という徳山さんだけに、出演を快諾した。
収録では演技に緊張しNGを出すことも。「演技よりもボクシングの方が簡単ですよ」と苦笑いする場面もあったが、ボクシングを指導するシーンでは、求められる演技以上に機敏な動きと迫力ある姿を見せた。
ロケ現場の同校は、県内の高校で唯一ボクシングジムがあり、同校ボクシング部(角達之顧問、九人)の部員たちもエキストラで出演した。部長の森本貴之君(二年)は「徳山さんはあこがれの人。貴重な体験ができて本当にうれしい」と笑顔で話していた。
ビデオは来年一月の完成予定。県内の全市町村に配布するほか、要望があれば県外への配布も検討している。(9/6記事)
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