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 2002年09月12日
 
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2002年09月12日
台湾に売り込み あすから県物産展
鳥取県の物産展が十三−十六日、台湾で開かれる。世界貿易機関(WTO)の加盟に伴って輸入枠が拡大される台湾で県内の物産品を売り込もうと、県などが主催。代理参加も含めて約三十社の企業・団体が展示販売や商談に臨む。新規市場の開拓だけでなく、同様なし好を持つ中国を見据えたテストケースととらえる向きも。台湾に注がれた県内物産業者の視線はかなり熱い。(日本海新聞提供)

 鳥取県の物産展が十三−十六日、台湾で開かれる。世界貿易機関(WTO)の加盟に伴って輸入枠が拡大される台湾で県内の物産品を売り込もうと、県などが主催。代理参加も含めて約三十社の企業・団体が展示販売や商談に臨む。新規市場の開拓だけでなく、同様なし好を持つ中国を見据えたテストケースととらえる向きも。台湾に注がれた県内物産業者の視線はかなり熱い。

 物産展開催をサポートする日本貿易振興会・境港FAZ支援センター(境港市)によると、今年一月、WTOに加盟した台湾では農業、工業製品の輸入関税率が引き下げられるなど市場開放の度合いが進むという。

 物産展は台湾・台北市内の日系デパートで開催。各企業・団体が持ち込んだ食品を販売するほか、コメ、酒、氷温関連商品、水産加工品、ペットフード、小型掘削機、豆腐製造機の輸出について現地の商社や流通業者などと商談する。

 このうち、県物産協会(鳥取市)は会場に鳥取の伝統工芸や食文化をPRするブースを設置。砂丘ラッキョウや和菓子、しょうゆ、和紙人形などを手掛ける十五業者が実演販売するほか、演出の一環でしゃんしゃん傘踊りも披露する。

 同協会の有本一弘主任は「輸出に縁がなかった業者がほとんどだ。現地の人たちがどれだけ関心を示すか未知数だが、少しでも販路拡大につながれば。鳥取の魅力を現地でPRし、観光面などでも交流が深まるよう努力したい」と話す。

 カニ加工業の友田セーリング(境港市)田中良和常務は「台湾で食べられるものは嗜好(しこう)的に中国でも食べられる」と話し、物産展を通してアジア全体の市場調査を視野に入れる。

 一方、二十世紀梨の輸出拡大を目指して昨年に続き訪台するJA全農とっとり(鳥取市)は期待と危機感が相半ば。WTO加盟で輸出枠自体は広がったものの、入札の自由化で輸出枠確保が困難になり、韓国など他国産との競争が一層激しくなったためだ。

 二十世紀梨は現地で「鳥取の顔」となり、贈答用の高級品として高い人気を保っているが、昨年の現地調査では、安い韓国産の台頭もあって市民から「高くて手が出ない」という指摘もあった。「価格レベルを再考しながら他国産との品質の差が分かるPRをしていきたい」と横野栄樹園芸畜産部長は意気込む。

 物産展はビジネス拡大の好機となるのか。境港のポートセールスを手掛ける境港貿易振興会(境港市)の土江一史事務局長は「物産展を通して境港と台湾の新たな貨物ができれば、休止状態となった東南アジア航路の再開に向けて弾みがつく」と期待を寄せている。(9/12記事)

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