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 2008年01月07日
 
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2008年01月07日
山本洋子・境港フィッシュ大使の寄稿 「境港のアタリマエ」
境港商工会議所の「境港フィッシュ(FISH)大使」を務めていただいている山本洋子さん〔グッド・フード・エディター〕の寄稿です。



 とある宴会で蟹のリクエストがあり、我が故郷・境港から松葉蟹と紅ずわい蟹を取り寄せました。

 松葉蟹は生きたまま到着。一同、大興奮です!そのうちの一人が松葉と紅ずわいをしげしげ見比べ質問してきました。「どっちが雌でどっちが雄?」 雌?雄?松葉と紅の差を知らない?!商品価値がまるでわかっていないっ!?

 愕然としたものの、気を取り直し親蟹のことや、蟹漁がいかに大変であるか、味の差、値段の差についてじっくり説明しました。

 決して貧乏ではない人たちが「食卓に蟹が並ぶことなんてない」と、口を揃えます。蟹は料理店で足を2〜3本食べる。それくらいハレの日の食べものだと。境港市民からすると感覚が随分違うのです。

 関東圏のスーパーで売られている蟹はボイルが多く、それらは当然カット済み。蟹一ぱいで購入することはまれで、しかも雌が店頭に並ぶ事は皆無。見た事がないから、知るよしもない……。蟹についてはまるで無知!

 境港にいると“冬に蟹の姿を見ない日はない”ものの、これは境港の常識であって、一歩外に出るとこの素敵な当たり前が「ありえない」ことに気づかされます。

 地元にいるとアタリマエすぎて、今さら蟹の説明は不要と思うかもしれませんが、全国的に見れば境港も海産物もほとんど知られていないのが事実なのです。

だからこそ他地域との違い、魅力をストーリーをつけて熱く語ることが必須。手引書をつける、地元の楽しみ方を声として発信するなど、価値を高めるために、やるべきことは山ほど。

 四季を通じて豊かな魚環境にある境港は、埋もれているお宝がザクザク?境港のアタリマエこそ価値があり、生かさないのはモッタイナイ!を実感しています。

 〔GOOD FOOD EDITOR (グッド・フード・エディター) 境港市出身。東京都世田谷区在住〕


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