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 2007年07月09日
 
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2007年07月09日
村松懽次・境港フィッシュ大使の寄稿 「境港と鮪との出会い」
境港商工会議所の「境港フィッシュ(FISH)大使」を務めていただいている村松懽次氏〔(有)村松船舶・代表取締役〕の寄稿です。



 昭和57(1982)年、境港に本マグロが大量に水揚げされました。我々太平洋岸に住む者にとって、マグロは太平洋の魚というイメージがありましたから、これにはびっくり仰天したものです。

マグロの水揚げ もっとも、これは境港の皆様にとっても、びっくり仰天の出来事だったようです。巨大なマグロは、ある程度の解体処理をしなければ出荷できません。当時、その技術を持つ方がおられなかったため、私達は日本列島を斜めに横断して、急遽御地に駆けつけさせていただきました。

 あのときに見たマグロの立派さは、いまだに目の底に残っております。見事なマグロなら見飽きるほどであった私が、水揚げされた魚の新鮮な赤身の赤、上品なピンクの脂の色に見入ってしまったものです。

 このときには、解体解剖をご指導すると同時に、販売ルートのご紹介にもたずさわらせていただきました。ただ、正直申し上げて、これは「1回きりの珍しい体験だろう」と考えており、その体験を楽しむような気持ちでおりました。

壮観なマグロのセリ 本当のびっくり仰天は、そのあとのことでした。58(1983)年、59(1984)年と続いた、あの大量水揚げの興奮は、漁業にたずさわる者にとっては、ちょっと忘れることのできないものです。

 私は引き連れていった若者たちを叱咤し、夜を徹して解体解剖に夢中になりました。少しでも鮮度のいいマグロとして、市場に届けたいという一念でした。

 今、生のマグロの水揚げ高で、和歌山の勝浦に拮抗するほどの境港の姿を見るにつけ、ここまでに多少なりとお手伝いできた自分を、ふと誇らしく感じます。

 私はいま海外で、淡水魚の養殖事業に情熱を燃やし、1年のうち7ヵ月はタイ国、5ヵ月は日本でカツオ・マグロと仲良くしておりますが、同時に終生境港のマグロにかかわっていきたいという思いも、また日々新たです。

 これからも境港に大量水揚げがありますよう祈っており、境港市はじめ商工会議所のますますの発展を心よりお祈りし、フィッシュ大使の名前に負けないように、水産の町・境港市のPRに全力を尽くしますので、今後ともよろしくお願いいたします。

〔 (有)村松船舶・代表取締役 静岡県焼津市出身 タイ国チェンマイ在住 〕


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