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2003年06月30日 | |
| 職場の健康メモ 「コレステロール値が高いといわれるあなたへ」 | ||
執筆:西部地域産業保健センター産業医 山田 晴成 先生 さかいみなと会議所ニュース2003年6月号掲載 |
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![]() コレステロール値が高いといわれるあなたへ。 検診が終わって、検診カードをもらいます。そこに、コレステロール値だけが高くなっているのを見つけます。「さあ、大変だ」と驚いているあなたへメッセージを送りたいと思います。 世の中、飽食の時代。黙っていてもコレステロールがたまる時代ですから、食べ物には気をつけましょう。腹八分で脂肪を減らすことにしましょう。「こんなこと、当たり前」と言わないでください。こんな掟を守らない人もいます。 食事療法を行い、しばらくしてからもう一度検査を受けてはどうでしょう。必ずや下がっているでしょう。 そこでまたも、「コレステロールが高いですよ」といわれることがあっても心配しないでください。すぐに何か異変が起こることはありません。このままずーと過ごし、数年すると、わずかな人には、狭心症や心筋梗塞の起こることがあります。 このわずかな人にならないために、コレステロール低下薬を服用することが一般に行われています。でも、薬を飲むときには、「副作用がありませんか」と、言われますね。これには、ほとんどありません。 薬を服用してコレステロール値が低下すれば、その先、狭心症や心筋梗塞はもっとわずかな人にしか起こらないことになります。 しかし、残念ながらゼロにはなりません。コレステロール低下薬を服用していても中年男性ならば、致死性心筋梗塞を起こす確率は5年間で1,000人に2人、女性なら2,000人に2人になります。 いかがでしょうか、心配になりますか、それとも大したことではないと思いますか。 さて、さて男性の場合は5年間1,000人の人が黙々とコレステロール低下薬を服用して2人、服用しないと3人の致死性心筋梗塞が起こります。少しの差です。 これらのことは狭心症、心筋梗塞などの発病をコレステロールだけで考えるのは無理があり、血圧、糖尿病、肥満、喫煙、家族歴などが同じような危険因子であることを示しています。要するにコレステロール一辺倒にならないように、ということです。 尚、既に虚血性心疾患で加療中の高コレステロール血症の治療は明かな効果が認められていますので省きました。では、お大事に。 |
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