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2003年05月29日 | |
| 職場の健康メモ 「タバコの害」 | ||
執筆:西部地域産業保健センター産業医 井田 拓夫 先生 さかいみなと会議所ニュース2003年5月号掲載 |
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![]() 1997年8月発行の376号のこの欄に拙文「煙草と健康について」が掲載されました。 周りを見るに、禁煙しておられない方(商工会議所に関係のある人)がまだおられるので、再度、前回書かなかった点について書いてみます。タバコの恐ろしさを知っていただきたい。そして早く禁煙されることを期待します。 煙草の三大毒物は、一酸化炭素、タール分、ニコチンです。煙の40%は、一酸化炭素ですが、これは、血中のHb(ヘモグロビン=血色素)と結合すると簡単には離れないので、酸素や炭素ガスを運搬する能力を失います。 タール分は、タバコの風味を出しますが、発がん物質です。また、ニコチンは、毛細血管や細動脈を収縮させるため、血圧は上昇し、心筋梗塞になりやすいのです。青酸カリより猛毒です。 問題なのは、自分は喫煙しないが、他人がタバコの煙を吐き出したのを自分の意思に反して吸うことであり、これを受動喫煙といいます。 煙草の煙の中には、約4000種類の化学物質を含み、その中で、約200種類以上が有害物質です。また、アルコール、麻薬及びタバコは依存性物質です。 受動喫煙により、非喫煙者の体内に入るタバコの煙の量は、感受性が大きくなっており、一日数本の喫煙に匹敵する健康被害が受動喫煙によってもたらされます。 女性の喫煙、受動的喫煙によってもたらされる疾病として、不妊、自然流産、周期性死亡、脳性麻痺、精神遅滞児、口唇裂などが知られています。 仕切りのない喫煙コーナーや空気清浄機では、タバコの煙の有害成分は、取り除けません。 少子化時代です。元気な赤ん坊を出産してほしいと思っています。朝起きた時に五分以内に吸いたくなる人は、かなりのニコチン中毒です。 禁煙を始める時のコツは、断煙することです。本数を減らしていくのは、失敗の元。ニコチン代替療法(ニコチンガムなど)は、有効な手段です。薬局に相談してください。 |
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