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 2005年03月24日
 
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2005年03月24日
青色申告会の元気企業 【山本商店】
今回の元気企業は、境港市大正町で海産物の卸・小売業を営む「山本商店」の登場です。


 境港の駅前に乾物屋さんがあるのをご存知ですか。

 山本商店といい、水木ロード郵便局のお隣です。昔は境港土建の事務所だったそうです。現在は森本栄一さんご夫妻が経営をしていますが、お兄さんの山本さんが1960年6月に創業し、その跡を継いでいます。

 主な取扱商品は「煮干」「チリメン」「干わかめ」「魚粕」。品物は入札権があるので、海産物の市で落札します。市がたつのは当地域では3カ所、境魚市場と海産物問屋組合。もう一つは季節的ですが、島根県漁連、ここでは「するめ」と「わかめ」の入札をします。

 煮干・干わかめの品質で等級を伺ったら、市場では等級はなく、すべて仲買人が目と舌と経験を頼りに仕入れるとのこと。煮干・干わかめとも色と艶。味は塩辛くなく、舌に自然で、海の味が生きていること。また、煮干は腹切れがないことが条件のようです。全く微妙な感覚です。

 戦後、煮干作りは弓浜半島の風物詩で砂地に干されていたのをよく見ました。煮干加工には県外からも多くの精鋭が来て、一時期は地元業者と合わせ100軒はあったのではないかと、話が弾みました。

 煮干は名のごとく釜ゆでしますが、乾燥がもっとも大切で、「油断するとカビが生える」とのこと。一方、「チリメン」は適当な湿り気が必要なようです。美保湾でも獲れるとのこと、美保湾で獲れる片口鰯などを「関ダレ」と言い、珍重されているようです。

 お店には商品の陳列はなく、外からは分かり難いのですが、個人客も多く、なかには東京の常連さんも2、3人おられるようです。ご婦人方、一度立ち寄られたらいかがですか。気兼ねなく、乾物の面白い話も訊けますよ。

 お店のピアノが目に付き、帰り際に1曲ひいてもらいました。最近、始められたようです。「乾物」と「ピアノ」いかにも「魚と音楽の街」境港らしいですね。(T)


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